道祖神は、男性の神様と女性の神様が掘られたり文字が掘られた石像や石碑で、村境や辻(交差点や分去れ)などに建てられています。
村に邪悪な物や疫病などが入らないように願いを込めて建てたり、五穀豊穣や養蚕などや旅の安全を願い、広くは江戸時代から明治の初期に広まったそうですが、古いものは元禄年間(1688〜1704年)や寛政年間(1789〜1801年)頃に建てられた物などもあるそうです。
長野県の道祖神長野県の道祖神
長野県では、多くの場所で道祖神を目にすることがあります。
長野県と群馬県は道祖神の数が多いそいうで、安曇野には約400体もの道祖神があるそうです。
道祖神とは道祖神とは
庶民の近くにある民間信仰の他に、中国から「塞の神」として伝わった「道の神」から道祖神と呼ばれるようになった説などがあります。
豊作や子孫繁栄を願って建てられた他に、縁結び、安産祈願、子孫繁栄などの願いも込められ、生殖器の形をした道祖神もあるそうです。
道祖神の種類道祖神の種類
握手像
男女の神様が並んで肩を組んだり手を繋いでいる姿を彫ってある道祖神。
丸く掘られた中に神様が掘られたり鳥居の下に建ている様な姿の像などがあります。
酒器像酒器像
盃にお酒を注ぐ姿や、女神(女性)が瓢箪(ひょうたん)や提を持って、男性の持つ盃に注ぐ姿が彫ってる道祖神。
祝言像とも呼ばれ、女神がひざまづいてお酒を注いている「跪坐像(きざぞう)」と呼ばれる物などもあります。
笏扇像笏扇像
男性の神様が笏(しゃく)、女性の神様が巻物を持った姿が彫られた像で、神様らしいお姿が厳かです。
繭玉像繭玉像
養蚕の繁栄を願って、男性の神様が繭玉を持って立っている姿が彫られた道祖神。
一説には、繭玉ではなく餅花を手にもち五穀豊穣など豊作を願った像との説もあります。
* 餅花 正月など木の先に餅や団子を刺した飾り物* 餅花 正月など木の先に餅や団子を刺した飾り物
餅搗像
男女の神様が餅つきをしている姿が彫られた道祖神で、夫婦円満や豊穣を願って彫られた道祖神。
接吻像接吻像
男女の神様が抱き合って口付けをしている姿が彫られた道祖神で、夫婦円満や子孫繁栄などを願って建てられたそうです。
文字碑文字碑
漢字で表に「道祖神」のように彫られた石碑で、読みやすい楷書体、篆書体や草書体など書道で書くような書体、地元や有名な書家が書いた物などいろいろな字体で掘られてます。
まとめ
長野県を観光していると、多くの道祖神を見ることができます。
道祖神は、豊穣や養蚕、夫婦円満や子孫繁栄などを願って建てられたもので、日々の生活や旅の安全など日々の生活に近い神様です。
夫婦が手を取り合っている仲睦まじい姿や、お酒を飲んだりお餅をついたりなど素朴で愛らしい彫刻がされていたり、キレイに彩色された石碑などいろいろな道祖神を巡って歩くも楽しいです。
春には桜の木下、秋には紅葉に包まれ、冬は雪冠の山並みを背景になど、四季それぞれに素敵な景色を見ることができます。
長野県を観光していると、多くの道祖神を見ることができます。
道祖神は、豊穣や養蚕、夫婦円満や子孫繁栄などを願って建てられたもので、日々の生活や旅の安全など日々の生活に近い神様です。
夫婦が手を取り合っている仲睦まじい姿や、お酒を飲んだりお餅をついたりなど素朴で愛らしい彫刻がされていたり、キレイに彩色された石碑などいろいろな道祖神を巡って歩くも楽しいです。
春には桜の木下、秋には紅葉に包まれ、冬は雪冠の山並みを背景になど、四季それぞれに素敵な景色を見ることができます。