
長野県はリンゴ生産量 全国第2位(2023年度)で、県内各地でリンゴ畑を目にしますが、北信地方の須坂市、長野市、飯綱町、南信地方の飯田市は生産が盛んです。
飯田市は中学生がリンゴ並木のお手入れをして育っていることでも有名なくらいです。
青い秋空に赤いリンゴはとてもきれいに映え、蜜がたっぷりのシナノゴールドやサンふじなどは、とても甘く歯応えも良く美味しいです。
そんなリンゴについてまとめみました。
リンゴ生産は1年を通してたいへん
長野県で生活をするまでリンゴなどは春から秋にかけてお手入れや畑仕事をするのかと思ってましたが、見ていると1年を通じてたいへんな作業がいろいろありました。
冬から春先にかけては、次に実がなる時に日光がたくさん当たるように枝の位置や伸び方などをみて、バランスよくなるように剪定をするそうです。
木の状態や天候を考慮して、経験が必要な作業のようです。
春にから初夏にかけては、摘花という中心に咲く大きな花を残して周りの花を摘む作業を行い大きな身がなる様に準備し、そこに授粉を行い実がなるようにするそうです。
摘花のタイミングが実の大きさに影響がるようで難しいそうです。
そして実が大きくなり始める頃に摘果をおこなってさらに育ちやすいように整え、その後リンゴを害虫や病気から守り色づきなどを良くするために袋を被せるそうです。
1つ1つ行う作業で、とても大変そうです。
その間、肥料や水を与えたりする作業もあるそうです。
収穫の一ヶ月前くらいになると袋を外して、今度は日光が当たる様にして色ずけを促すそうですが、実がついて重くなった枝が折れないようにするためと日光が当たりやすくなるように調整を兼ねて支柱をたてる作業を行うそうです。
日光が当たるように反射シートを敷いたり、リンゴの向きを変えて日光が当たるようにするなどの工夫をされているそうです。
また日光が当たらないようシールを貼って模様をつけて、結婚式などのお祝い事で利用するリンゴを作っている人もいるそうです。
そして、9月から11月頃になると収穫を迎えます。
収穫の時には、人手が必要なので多くの人に頼んで手伝っていただいて、朝から晩まで収穫して、自宅の保管庫や共同出荷場などに運ぶそうです。
リンゴ畑の多い地域に行くと、いろいろな情報や農薬散布の情報が張り出してあり、地域ぐるみで協力しておいしリンゴを生産しているのを感じます。
リンゴの種類
長野県で生産されているリンゴは種類が多く、シナノ***の様にシナノと名前が付く種類が多いです。
シナノゴールド、シナノドルチェ、シナノスイート、シナノピッコロ、シナノプッチ、サンふじ、などが主な品種で、長野県果樹試験場で開発されたことからシナノと名前がついているそうです。
シナノゴールドは、名前のように黄色いリンゴですが、他のりんごは深い紅色やきれいな赤色のリンゴで見るからにおいしそうです。

リンゴ選びのコツ
ふじやサンふじは蜜が多いことで人気ですが、美味しいリンゴを見分けることは、お尻の窪んだ箇所が深い黄色などになって熟しているかを見るのがコツらしいです。
またリンゴを持った時に少しベタつくな感じがする品種などがありますが、ああのベタつきは、リンゴ自身が自分を保護するために果肉のリノール酸やオレイン酸が皮に含まれる成分と溶け合ってロウの成分のようになっているそうで、皮のすぐ後ろに栄養が多いので、皮は薄くむいて食べるのが良いそうです。
そして、リンゴをお得に買えるのが直売所です。
スーパーや道の駅などでは、きれいに形が整って色艶のきれいなリンゴを販売してるのに対して、直売所ではきれいなリンゴの他に少し形の悪いリンゴや傷のあるリンゴが割引価格で販売されているので、お得にリンゴを購入することができます。
少し形が悪かったり小さくても美味しさは一緒ですし、傷があってもその部分を切り取ったり、お料理などで使うなどすればお得です。
まとめ
そのままでも美味しく、スイーツやお料理に入れてもとても美味しいいリンゴの名産地の長野県。
県内各地にリンゴ畑があって、かわいいリンゴが実っている景色が見られ、天気の良い日は特にきれいな景色が楽ます。
リンゴの種類も豊富で、蜜の多いリンゴやシャキシャキの歯応えが美味しいリンゴ、甘さと美味しさを楽しめるリンゴなどがあります。
アメリカの人がリンゴを丸かじりしている写真を見るのですが、アメリカの人はリンゴが大好きで栄養が多い皮の部分も楽しむようで丸かじりしているとも言われてます。
生産地や周辺の直売所では、お得なお値段でリンゴを買い求めることもできるので、いろいろな種類のリンゴを食べ比べてみるのも楽しいかと思います。