春の季語にもなっているツクシ(土筆)は、スギナの胞子茎(ホウシケイ)で、営養茎(エイヨウケイ)と呼ばれるスギナとは地中で繋がっているもので、春になってツクシが出始めた後に緑色のスギナが生えてきます。
ツクシは、スギナが元気に生えてくる頃には徐々に枯れたりして、姿を見なくなってきます。
ツクシは、字の如く胞子を飛ばして子孫を増やす働きのために育つそうで、先端(筆の穂先の様に見える部分)の膨らんでる箇所に胞子がたくさん詰まっていて、気温が上がってくると胞子を噴き出すそうです。
また、ツクシは食用として古くから山菜などと同じ様にいろいろな食べ方がされていたそうです。
甘辛く煮つけたり、煮物や炒め物に入れたり、和え物などに用いられますが、独特の苦味は春の味覚として人気です。
ツクシの草丈 10〜20cm
スギナの草丈 30〜40cm
分類 トクサ科トクサ属